凡夫、ゆきやすき道　著者：藤場 俊基

『凡夫、ゆきやすき道』（藤場俊基著）　定価500円+税

サンガ伝道叢書の記念すべき10冊目として
藤場俊基師の名著『凡夫、ゆきやすき道』を復刻刊行いたします。
浄土真宗のお念仏の教えの一番の要を丁寧にお話しされた一冊です。
お聖教の原典の言葉を引きながらごまかしなく丁寧にお話しされています。ぜひ繰り返し繰り返しお読みになって筆者が私たちに届けようとしているメッセージを聞きこんでいただければ幸いです。

「これまで「信心」ということでしばしば語られてきたことを考えてみますと、いつの間にか信心をえた特別の人、特定の人しか救われないというような意味になってしまっているのではないでしょうか。信仰のエリート主義とでもいうべき事態が生まれています。それではいわゆる聖道仏教というのと何も変わりません。浄土真宗はそういう道と決別したところから生まれてきたはずなのに、いつの間にか元に戻ってしまっています。「私みたいなものはだめだ」と嘆いている、そういうあなたが救われなければ阿弥陀さんの仕事なんかはいらないのです。」（本書より）

真宗大谷派名古屋別院において二〇〇五年六月三日に「凡夫、ゆきやすき道」と題して行われた人生講座の講演録が、二〇〇六年に同別院より東別院伝道叢書として発行されました。
しかし、長く絶版状態が続き、全国の聞法者の中から紙媒体での復刻を願う熱烈な声が出ておりました。
絶版することなく読み継がれていくことを願いとして、この度、サンガ伝道叢書より同書を再編集して復刻しました。
繰り返し繰り返しお読みいただけましたら幸いです。　


A5サイズ58頁　　

目次
　ゆきやすき道　
　ゆきやすくして人なし　
　「わかる」ということ　
　救われない者は誰か　
　ある会のできごと　
　経典に現れる凡夫の姿　
　頻婆娑羅王の救い　
　大乗のこころ　
　本願としてはならないこと　
　ゆきやすき道を　


著　者　略　歴　
藤場　俊基　（ふじば　としき）
真宗大谷派常讃寺住職。1954 年石川県石川郡白峰村( 現白山市) に生まれる。
早稲田大学政治経済学部経済学科卒業。三和銀行で5 年間勤務。大谷専修学院
修了。大谷大学大学院博士課程（真宗学専攻）単位取得。
（主な著書）
『顕浄土方便化身土文類の研究―弁正論―』（文栄堂）
『親鸞の教行信証を読み解く �機銑后戞別誓仆馘后�
『親鸞の仏教と宗教弾圧』（明石書店）
『親鸞に聞く阿弥陀経の意』（樹心社）
『教行信証　大河流覧』（法藏館）
型番 b0015
販売価格
550円(税込)
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